鉄塔組立工事最適な工法で安全な組み立てを
組立工事概要ASSEMBLY CONSTRUCTION
一つひとつ組み上げていく安全な電気の道
鉄塔は地質や地形、気候、規模など様々な要素に
配慮して一つひとつ設計され、山形鋼や鋼管を
組み合わせてつくられます。
鉄塔を安全で効率的に組み上げていくため、
傾斜地や鉄塔の高さに応じて最適な工法で建設します。
大自然に力強く建つ鉄塔は
ラインマンの作品
幾千ものパーツが鉄塔として組み上がり、
送電線という電気の道をつなぎ支えています。
組立工事の流れ
ラインマンとクレーンが一体となって作り上げる
01資材到着
サイズの異なるボルトやナット、番号が振り分けてある鉄鋼管材がパーツに分かれ現場に到着します。
02下組み
設計図をもとに、地上で下組班が部材を仮組みします。
03組立作業
クレーンで吊り上げ 、塔上にいるラインマンが受け取り、ボルトで締めて組み立てます。
クレーンとラインマンが一体となり、鉄塔上で重さ数トンの部材をピタリと組み合わせるのは、正に匠の技です。
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移動式クレーン工法
鉄塔建設位置まで重機が入れる現場では、移動式クレーンが使われます。
移動式クレーンが使えない現場では、 クライミングクレーンやヘリコプターを使用します。
山間部でクレーン車を使用できないような場所では、 台棒工法で組み立てます。 -
クライミング工法
足場が不安定であったり、大型の移動式クレーンが入れない場所では、クライミングクレーンを使用します。
クライミングクレーンは鉄塔内部に設置され、鉄塔が組み上がると共にクレーンも上に移動していきます。